2014年5月30日金曜日

トゥザワールド、ダービーへ!

トゥザワールドがいよいよ、6月1日のダービーに出走します。
枠は3枠5番と申し分なし。調教も抜群の動きで問題なし。

陣営からは「イスラボニータを見る形で…」というコメントも聞こえてきますが、この枠なら自分の競馬に徹してほしいし、それで負けたら諦めもつきます。

皐月賞のあとに予想家(笑)諸氏から一斉に手のひらを返され、ギャロップでも競馬ブックでも印は薄い状況。この総スカンっぷりはサクラチヨノオーを思い出すなぁ…。
本番では同様の逆転劇を期待したい。

ダービー前の9レース、むらさき賞(芝1800m)にはアロヒラニも出走。
マイネルミラノが出てきてしまったのをはじめとして強敵揃いですが、前走の競馬が再現できればいいところはあるはず。
どっちも頑張れ!!




それでは今週の近況
インペリアルマーチ
5/29  音無厩舎
28日、29日は軽めの調整を行いました。
「今週の欅Sに特別登録させていただきましたが、やはり頭数が多く除外対象です。幸い、阪神にダート1400mの番組がありますので、今週は除外権利を確保し、天保山Sに向けて調整していくことにします。中間も特に疲れは見せていませんし、脚元も安定しています。今までは脚元のことを考えて坂路中心に追い切ってきましたが、在厩のまま調整できる次走は勝負の一戦ですし、コース追いも取り入れていこうと考えていますよ」(音無師)
31日の東京競馬(欅S・ダ1400m)は非抽選除外になりました。このあとは6月21日の阪神競馬(天保山S・ダ1400m)に向かう予定です。


アロヒラニ
5/28  久保田厩舎
28日は美浦南Pコースで追い切りました(69秒6-54秒4-40秒4-12秒9)。

「予定通りに来ていて週末に長めからサッと動かして、今朝整えるように追い切りをかけておきました。前回の競馬へ向かうにあたってそれなりに調教を課してきましたし、今回はその時の状態を維持することに主眼を置いていますので単走で確認するように動かしました。併せ馬だとムキになって力みからモタれなどにもつながっていた印象なのですが、1頭で走っている分には走りにアンバランス感はなく、リズムよく走れていたと思います。動きの面で問題は感じませんでしたよ。あとは昇級戦ですからどういった競馬になるかですね。ハンデも変に見込まれず55キロとなりましたし、この条件でどのくらいやれるかを見たいと思います。乗り役は他も考えてはいたのですが、癖のある馬なだけにある程度わかっている乗り手のほうがいいのは確かだと思います。またダービーの前のレースということで敢えて受けないジョッキーもいるので、いろいろなことを踏まえて今回は積極的に乗りたいと言ってくれている大野に再び託すことを考えています」(久保田師)

6月1日の東京競馬(むらさき賞・芝1800m)に大野騎手で出走を予定しています。


ピグマリオン
5/27  NF天栄
トレッドミル調整を行い、日によっては坂路でハロン15秒のキャンター調整を行っています。
「順調ですね。この中間もしっかりと動かしてきて、今週は速い時で14-14くらいも意識して出すようにしています。疲れの溜まりやすい背腰のケアもしっかりと行いながら移動に備えていくつもりです」(天栄担当者)


アンブリッジローズ
5/27  NF天栄
周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては坂路でハロン15秒程度のキャンター調整も取り入れています。
「じわじわと乗り進めてきていい意味で変わりなく来ています。坂路調教も継続して行ってきていますが、体の戻りはもう少し欲しいなと思うのが正直なところです。引き続き入念に乗り込んでいき、よりいい形で競馬へ向かえるようにしていきたいですね」(天栄担当者)


トゥザワールド
5/29  池江厩舎
28日は栗東CWコースで追い切りました。29日は軽めの調整を行いました。

「水曜日は素晴らしい動きでしたね。何も言うことありません。最高の状態で本番を迎えられそうですよ。皐月賞は外目の枠から早めに動いていく感じでしたが、今回はもう少し構えてじっくり進めることになるでしょう。とにかくレースが楽しみですよ」(池江師)

「2週続けて追い切りに乗せていただきました。先週も直線の伸びはすばらしかったのですが、道中は多少緩さも感じたんです。それが、水曜日の追い切りはまったくそういうところがなく、終始素晴らしい動き。1週前は並走馬に並びかけるのが早すぎないよう気をつけて、ジワーッと加速していく感じで追いましたが、今週はゴーサインに瞬時に反応してスパッと切れました。文句のない状態でレースに臨めると思います」(川田騎手)
6月1日の東京競馬(東京優駿・芝2400m)に川田騎手で出走いたします。


●パンデイア
5/30  NF早来
現在はウォーキングマシンで1時間の運動の後、週4回は屋内周回コースでハロン20秒のキャンター2400m、週2回は屋内坂路コースでハロン15秒のキャンター1本の調教を行っています。420キロ台のコンパクトな馬体ながら背中の感触の良さや着実なフットワークなど、随所にセンスを感じさせる馬で騎乗スタッフから高い評価を得ています。心身ともにまだ伸びシロはありますが、豊富な運動量をこなしていることから仕上がり自体は早いのではないかと見ていますので、加藤征師と相談しながら進めていきたいと思います。


ジュモートリステ
5/30  NF空港
この中間も順調に調整を積んでいます。現在は1000m屋内周回ダートコースでキャンターを1周半の調整を中心に、週3回900m屋内坂路コースをハロン16~17秒のキャンターで2本登坂しています。ハロン16秒台でもカイバ喰いは落ちず、むしろ馬体のボリュームが増してトモの筋肉には張りが出てきました。乗っても重さは全く感じられませんし、トビの大きい走りで坂路コースをダイナミックに駆けています。ここまでじっくり接してきた効果がいよいよ出てきたようで、ここ最近の充実度は馬体を見れば一目瞭然です。今後もますますのパワーアップを目指して調整に取り組んでいきます。


ベルディーヴァ
5/30  NF早来
現在はウォーキングマシンで1時間の運動の後、週4回は屋内周回コースでハロン20秒のキャンター2400m、週2回は屋内坂路コースでハロン14~15秒のキャンター1本の調教を行っています。この中間からハロン14秒台の時計をコンスタントに計時していますが、より力強さを感じさせるなど迫力のある走りを披露してくれています。跨っていると馬体に一本芯が通ってきた印象を受けますし、ここにきての成長には目を見張るものがあります。調教メニューはだいぶ進んできましたし、この調子であれば夏競馬を視野に入れて調整を行っていくこともできるでしょう。なお本馬は、6月18日に行われる第二回産地馬体検査を受検する予定です。